動物性から植物性へ、食の大きな変革期の対応に
- 鈴木
- 2022.07.20
環境
動物性原料を使わない植物性原料だけを用いた食品
新たな食の流れが、世界はもとより、国内でも生まれています。
背景には、環境問題、食糧危機、健康志向など、さまざまな要因があります。
今、動物性から植物性への転換期を迎えているのかもしれません。
一方で、“動物性由来ならではのおいしさ”を求める人も少なくありません。
今回は、従来のバターやラード等、動物性油脂の風味が好きな人にも、「おいしい!」「うまい!」と感激していただける味・香り・食感を提供できる植物性油脂のご紹介です。
新しい価値を持つメニューの開発にお役立ていただければと思います。
動物性油脂の特長を活かした美味しさを持つ「botanova」
動物性から植物性へ移行する際によくお声にあがるのが、植物性油脂だけではどうしても味気ない、コクが出ない風味になってしまうという課題でした。
今回ご紹介する「botanova」は動物性由来の「おいしさ」を徹底分析するため、最先端の油脂加工や香り・味の分析技術を駆使して、植物性原料のみを使用しながら、動物性由来のコクや風味を活かした新しい植物性油脂のブランドとなっております。
様々な料理に合うよう、3種類の商品が用意されています。
プラントベース食品でよく使用される大豆製品の青臭さをマスキングする効果があります。
ヴィーガン認証を取得した商品で、様々な方に楽しんでいただける商品です。
植物のおいしさ バター風味
バターに含まれる香りや呈味を徹底的に分析し、植物性原料のみでバターの良さを取り入れた新しいおいしさを創り出しました。
口どけの瞬間から最後まですっきりとしたコクが持続する特徴があり、和の健康素材である糀甘酒などで濃厚な口あたりを表現しています。
練り込み油脂として使用すると、芳醇な香りと濃厚感のあるコクを付与し、卵や乳製品を使わないパンや菓子でも、しっかりとした風味・濃厚感を付与します。
焼菓子やサンドクリーム、カスタードクリームやバンズ、食パン、ブランパンなどのパン、また、ホワイトソース、ピラフなどのお料理にも適しています。
植物のおいしさ ラード風味
甘みやうまみを香味油に閉じ込め、ラードの香ばしさを再現した食用油脂です。
添加するだけで、炒め風味や加熱調理の味を表現し、動物性油脂のようなうまみで味に厚みがでます。芳醇な香りが食欲を誘います。
大豆ミート使用のハンバーグ、餃子・中華まんの餡などの練り込み油脂として適しているだけでなく、チャーハン、野菜炒めなどの炒め用油として、また、ポテトフライ、コロッケなどのフライ油にも適しています。
さらにラーメンや野菜スープに利用していただくと味に厚みをつけるためにも役立ちます。
植物のおいしさ 牛脂風味
肉を灸ったような香ばしさ(灸り感)や、和牛脂特有の甘い脂を表現した食用油脂です。
独自の香味油により、旨味が長く持続するため満足感が向上します。
動物脂のような、脂の甘み、味の厚み、力強い香りが特徴です。
プラントベースミ ートパティの練り込み油脂として、また、焼肉などの炒め用油にご利用いただいています。
また、カレー、ソース類のコク出し、香りアップにもお役立ていただけます。